Blue Leaf

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1passwordからEnpassへ移行してみた

MacからLinuxへ完全に移行し、パスワード管理をブラウザベースの「1password X」にしていたけど、どうにも使いにくいので「Enpass」へ移行してみました。

Enpassの画面

そもそも1password Xって?

1Passwordのクライアントアプリは、Mac/Windows/iOS/Andoroisがあります。が、Linuxで動くアプリがない。

そこで苦し紛れと書いていいのか、出てきたのがブラウザのアドオンだけで動作する「1Password X」。

最初にChromeのアドオンがリリースされて、2018年5月24日時点でFirefoxのアドオンがBeta版でリリースされています。

1Password Miniとほぼ使い勝手が同じなんですが、ブラウザがあってこそなので、なんとも言えないモヤモヤした使いにくさをかもしだしています。

また、Firefox版だとブラウザの履歴クリアでCookieを消してしまうと、「1Password X」を開くと同時に「新しいアクセスがあります」というメールが飛んできます。開発系の人なら分かってもらえると思いますが、Cookie消しますよね・・・。「Cookie AutoDelete」というアドオンを入れて、1PasswordのCookieだけ消さないようにしましたが・・・。Chromeだと履歴・Cookieを消してもメールが飛んで来ないんです・・・。

普通に、Linux版のクライアントアプリを出してくれて、そのクライアントとデータをやり取りするブラウザ拡張機能でいいのに・・・。

すみません、ただの愚痴です。

Enpassとは

正直よく分からないんです。Linuxで動くパスワード管理マネージャーは何があるかなと検索していて、つい最近知りました。

時間がある時に、公式サイトを眺めて勉強中です。

とりあえず、Linux/Windows/Macでの使用は無料。AndoroidとiOSは買い切り版のアプリという事は分かりました。

過去の1Passwordのようです・・・。人気がでたらサブスクリプション化となるのかな・・・。

LinuxへのEnpassインストール

前は、ManjaroやArchLinuxを使っていたけど、AURでパッケージをインストールしようとするとエラーが多いのに疲れてしまい、今はUbuntu(18.04)を使っています。

Ubuntuへのインストールは、Enpassのサイトに記載のある通りに、リポジトリを追加してインストールするだけ。

きちんと日本語化もされいます。

1PasswordからEnpassへのデータ移行

データの移行は少しつまずきました。

1Passwordは、年間払いのサブスクリプションを契約していて、データの保管庫は1Passwordのサーバー上にあります。

「1Password X」や「ブラウザでアクセスするオンライン上の1Password」はデータのエクスポートに対応していない様子・・・。

以前使用していたiMacも売却してしまい既に手元にない状態。手元にあるのは、自作PC(DeskMini110)のUbuntu機/iPad/iPhone。

WineでWindows版を動かそうとも思いましたが、結局は開発試験用に使用していたVirtualBoxのWindows10に1PasswordとEnpassをインストールしてデータを移行しました。

csv形式でエクスポート/インポートしたのですが、必要ないと思われるデータもあるので、削除・並べ替えなどの編集が必要です。

ワンタイムパスワードに関して

1passwordでワンタイムパスワードを管理していたのですが、インポートしただけではEnpassで動かなかったので以下の作業をしました。

Enpassの項目表示画面
インポートした状態では、ワンタイムパスワードの取得URLがそのまま表示されます。(例として、「Microsoftアカウント」を載せています。ぼかし処理が多くてごめんなさい。)

右上の「鉛筆マーク」を選択し、編集モードにします。

Enpassの項目編集画面
左下にある「フィールド」を選択します。

Enpassのフィールド選択画面
「TOTPを追加する」を選択します。

TOTPのURLをペーストした画面
新しくできた「TOTPフィールド」に、ワンタイムパスワードの取得URLをコピーします。

コレでワンタイムパスワードが表示されます。

また、Enpassの設定で「Automatically copy TOTP after autofill」をONにしておくと、ワンタイムパスワードがクリップボードにコピーされてログインの時に便利です。

Enpassの設定画面

編集・削除に関して

編集モードで、「各フィールドのラベル」をクリックすると名称変更や削除が選べます。

ラベルは下の画像の時に、AinfoやAutosubmit、Loginfmtの項目です。
Enpassの項目編集画面

項目を整理し、上のほうで表示した「Microsoftアカウント」は、下の画像のような項目にしています。

項目を整理したEnpassの画面

Enpassの使用感

Enpassの使用感ですが、Macで1Passwordを使用していた頃と変わらない快適さです。悪い言葉を使うと、1Passwordのクローンのような存在がEnpass。

「1Password X」なんていらなかったんだ。

ブラウザのアドオンも、下の画像のようにメジャーなブラウザへ提供がされています。

Enpassのブラウザアドオン提供画面

移行する前は、GoogleやAmazonで利用しているワンタイムパスワードが使用できるか心配でしたが、変わらない操作感で問題なく利用できています。

デバイス間での同期は、DropBoxを利用しています。他にも、下の画像のようにGoogleクラウドストレージや、OneDriveなども選べるので、困ることはないと思います。

Enpassの同期設定画面

Enpassの良いなと思ったところは、パスワード管理の画面がシンプルで視認性が良いところ。1Passwordはバージョンアップを続けるうちに装飾が派手になっていき、なんだか視認性が悪くなっていっているように感じます。

Good Bye 1Password

1Passwordとの付き合いは、Mac版がリリースされた初期の頃からなので数年以上になると思います。

Enapassのサイトを見ていると思うのですが、1Passwordはどうしてこういう方向に舵を切れなかったんだろうと思います。

「どんなデバイスでもWelcome!」「保管庫の場所もお好きに!」「シンプルだよ!」・・・。

1Passwordに頑張ってほしくてサブスクリプション化した時もすぐに契約をしたけど、今年でやめます。なんだか残念。