冷える?冷えない?MacBook Proの「CPUグリス」を塗り直し

MacBook ProのCPUグリスを塗り直してみたので、感想をメモ。

なぜCPUグリスを塗り直し?

インターネットの巡回、画像や動画の編集、Office系のソフトの使用。これらの負荷ぐらいであれば、MacBookはほとんど熱くなりません。が、BootCampでWindowsを起動して、ゲームをするととんでもなく熱くなります。(冷却ファンが常に高速回転で煩く、ゲームどころじゃない・・・)

そこで、少しでも温度が下げられればと思い、グリスを塗り直してみることにしました。

使用している機種は?

「MacBook Pro(Late2013)ME294J/A」、購入したのが2014年の2月で約1年の使用になります。

結論からいいます!

1年ほどの使用だとグリスの劣化もないせいか、グリスの塗り直しによる「温度の違い」はほとんどわからなかったです。

ここから下は、使用したグリスの種類・作業風景・温度比較・グリスの感想・全体の感想の順に記載します。

使用したグリス:3種類

  1. シルバーグリス「AS-05」熱伝導率:9.0W/m・k
  2. 熱伝導シート「WW-90VG」熱伝導率:90W/m・k
  3. シリコングリス「GC EXTREME」熱伝導率:不明(パッケージに記載なし)

最初に、AS-05を購入。温度が変わらないので、熱伝導シートを購入。やっぱり温度が変わらないので、GC EXTREMEを購入。と、2月の中旬から1ヶ月くらいをかけて徐々に購入。

作業風景

MacBook Proを分解

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ドライバーは、「ペンタローブドライバー」と「T5トルクスドライバー」を準備

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ネジを10本外して、蓋をとれば中身にアクセス可能

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全てが黒で統一されていてカッコイイ!

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右側の冷却ファン周辺

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左側の冷却ファン周辺

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ヒートシンクを外した状態

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取り外したヒートシンク

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ティッシュと綿棒にアルコールを染み込ませて、ひたすら掃除して磨いてピカピカに。左側のチップがCPUとIris、右側がGPUのGT750Mです。

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ヒートシンクもピカピカ。インターネットでWindowsのゲーミングノートマシンの分解を見ると、CPUとGPUは別々のヒートパイプ・ヒートシンクになっているのが多いので、MacBookは1本なのがちょっと驚きました・・・。写真では切れてしまっていますが、左右にフィンがあります。

シルバーグリス「AS-05」

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良く勉強せずに、インターネットで鉄板と書かれていたので購入。

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塗布後の状態。ヘラは使わずに、米粒大に出したあとに人差し指で広げました。

熱伝導シート「WW-90VG」

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今回の実験で、一番高価だった商品。なので、写真をたくさん載せます・・・。

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金色の豪華なパッケージ!熱伝導率:90W/mkの文字!強そうです。(家族には、お茶っ葉が入っていそうな袋と言われました・・・)

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中身です。「熱伝導シート」と「注意書き」が入っています。

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ちなみに、amazonから大きなダンボールで送られてきました・・・。

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2つ購入しましたが、1枚のシートを切ってCPUとGPUを両方カバーできました。微粘着?吸着?というシートなので、切るのが難しかったです。CPUとGPUに置いたあとにズレないように慎重に・・・。

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ちなみに、1週間使用した「AS-05」の状態です。

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うまく濡れていなかったような・・・。

シリコングリス「GC EXTREME」

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インターネットを見ていて、評判が良かったので購入。塗ったところを撮っていなかったです・・・。

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1週間使用した「WW-90VG」の状態。張り付いていて綺麗に剥がせず、ボロボロと崩すように剥がしました。

温度比較

測定方法

下記の2通りで測定(1日1回、5日間)

  1. Windowsで「OCCT Ver.4.4.1」を利用
    • 1分待機→3分負荷→1分待機で測定
  2. Windowsで「Dragon Age Inquisition」をプレイ
    • 20分ほど遊んで、裏で起動していたOCCTで最高温度を確認
    • DragonAgeのプレイ時は、CPUの最大周波数を30%に抑えています(100%でプレイすると冷却ファンが常時6000回転に張り付いてしまい、うるさくてゲームどころじゃないため)

比較表

温度は、5日間計測した平均値を記載。室温は温度計で確認して、暖房なしで12度ぐらいで全て測定しています。

OCCTのスクリーンショットとグラフを貼り付けようと思ったのですが、枚数が多く上手にまとめられなかったので、表のみにします。

アイドル時OCCT最高温度DragonAge
初期グリス32℃61℃70℃
AS-0532℃61℃69℃
WW-90VG32℃60℃68℃
GC EXTREME30℃60℃70℃
アイドル時OCCT最高温度DragonAge
初期グリス32℃57℃79℃
AS-0532℃56℃78℃
WW-90VG31℃54℃78℃
GC EXTREME30℃56℃78℃
アイドル時OCCT最高温度DragonAge
初期グリス26℃38℃51℃
AS-0525℃38℃51℃
WW-90VG26℃38℃49℃
GC EXTREME23℃37℃50℃

各グリスの感想

  • シルバーグリス「AS-05」:鉄板と言われているだけあって、凄く塗りやすい。グリスと言ったらコレ!というのが分かった気がしました。
  • 熱伝導シート「WW-90VG」:熱伝導率の高さで一番期待して購入した商品。手が汚れない、チップが汚れないのが嬉しい。ヒートシンクを乗せた時に、ズレていないか心配になるのが唯一のマイナスポイントかも・・・。
  • シリコングリス「GC EXTREME」:AS-05に比べて凄く柔らかい、柔らかすぎてちょっと塗りにくい・・・。本当はこのグリスで凄い結果が出ると思っていたけど・・・。何とも書きにくい・・・。

全体的な感想

温度の表のように、ほとんど誤差の違いという結果になりました。インターネットでいろいろ調べていると、グリスを変えることによって5℃下がった!10℃下がった!と書かれているケースもあるので、残念・・・。

このグリスが温度が下がる!と書きたかったのですが、5回計測している中ではダントツは無かったです・・・。各グリスとも平均値で記載していますが、記載の温度からのブレは1〜2度の変化があるかないかでした・・・。

1年しか使用していないので、当然といえば当然なんですが・・・。

また、夏場に試してみようと思います。次は、Mac OSXで普段使いの温度で。(ノートパソコンで3Dゲームは、そもそも無理をさせ過ぎなのかなと・・・)